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えのもと(榎本)地域活動協議会を知る

えのもとの歴史

榎本地区安全なまちづくり推進委員会の紹介をしたいと思います。

榎本地域は、大阪市の東の玄関口と私たちは思っていますが、大阪市の東の端ということになります。JR放出駅が最寄り駅です。

 

学研都市線、片町線ですが、その南側を流れる第二寝屋川を南の辺に西側は内環状線で城東区と接し、西側は、今津公園・汎愛高校を内側に、北側は、寝屋川で区切られた地域です。この地域に7800世帯、17600人が暮らしています。歴史のある古い町並みが残り、かつてほどの元気はありませんが駅前商店街が開けています。

高齢者世帯が多いのは大阪市全体の特徴ですが、榎本は、田んぼが工場に変わり、その工場が今、どんどん高層マンションに建て変わり、子育て世代も多く住んでいます。

東西線の開通で北新地や神戸に直通で行け、大阪東線の開通で東大阪市の方々が多く経由されるようになっています。今、城東貨物線を使って新大阪へ新しい鉄道工事が進められ、これからますます発展していく可能性のある町だと思っています。

早速、地域に帰って自分たちで出来ることは直ぐにやろうと呼びかけ、「榎本地区安全なまちづくり推進委員会」を立ち上げました。

「自分たちのまちは自分たちで守る」を合い言葉に、みんなで出来ることをみんなで考えて実行することになりました。

まず、事実を住民に知ってもらおうと、このようなビラを地域全戸に配布しました。防犯を地域みんなで取り組もうと呼びかけました。 「安全・安心もみんなでつくろう」と連続してチラシを戸別配布しました。 「コミュニティづくりでまちづくり」は、当初から掲げています。 オレオレ詐欺や、高齢者を狙った強引な悪質商法で地域のお年寄りが連続して被害にあったこともありました。一度被害にあったお年寄りのところへは何度もやってくることがあります。

 

こうしたポスターも町会の掲示板に貼りました。そして、自分たちで地域を巡回しようということになり、軽トラックを貸してあげるという方も現れました。この効果はすぐに現れ、犯罪発生件数を激減させることができました。暗い夜道が危ないと、街灯の設置場所も確認し、大阪市の街路灯、町会の街路灯の効果的な設置状況も調べ、大阪市へ要望するところは要望し、町会で補充できる所は補充しました。 各家庭の玄関灯の点灯も呼びかけました。

そうしているところに大阪府警が青色防犯パトロールという制度をつくったというお話を聞きました。

早速、申請し、平成17年2月には大阪府下で第1号の「榎本青色防犯パトロール隊」を発足させることができました。

この軽トラックが大阪府下第1号の青色防犯パトロールカーです。この軽トラは、陸前高田市の青パトが流されたと聞き、昨年6月、救援物資を満載して向かい、今も東北の地で活躍していることと思います。最初の榎本青色防犯パトロール隊員です。今では88名の隊員が交代で毎日パトロールを行っています。「気ぃつけや!あんたのことやで、そのバッグ」「ドライバーの皆さん榎本小学校の子ども達の下校時間です。安全運転をお願いします」と手作りテープでアナウンスする青パトは、すっかり地域に定着しています。 悪質商法の業者が現れたとご近所から情報が入ると重点的に巡回し、悪質商法にだまされないようにしましょうとテープを流します。 毎日時間を決めてパトロールしていますが、大阪府警の安まちメールを活用して緊急パトロールも行っています。安まちメールと青パトの連携をしていることが報道されました。 町会内の事件にいち早く対応することが出来ます。

パトロールは、榎本小学校児童の登校時間帯、下校時、夕方と夜間の4コマを二人ずつ乗車して行っています。パトロールは月報にまとめています。 青パトの成果は大きく評価され、鶴見区内全域で取り組まれることになり、大阪府内にも広がりました。榎本の青パト1号2号を先頭に鶴見区各連合の青パトのパレードです。 榎本の老人会は、楽生会といっていますが、子どもたちの登下校時に見守り活動を行っています。 レディース隊もがんばっています。 わんわんパトロールも自宅周辺のパトロールをしています。

こうした安全・安心の取り組みは、青パトの前にJR放出駅前の放置自転車対策で実績がありました。

まず自分たちでできるところから実行し、行政にパートナーシップをもとめ、地域のみんなで取り組んでいくやり方です。

行政に苦情を言うだけではダメなんですね。まず、自分たちで立ち上がる、そして、大阪市の関係部局がどう応えてくれるのか粘り強く働きかけ取り組みを継続させていくのです。「放置自転車をなくそうキャンペーン実行委員会」は、平成15年6月に結成、その後、大阪市のサイクルサポーターの適用を受け、今も毎月啓発活動を続けています。視覚障がい者の施設ライトハウスが今津公園の近くにあり、多くの視覚障がいの方が放出駅を利用されています。放置自転車は、彼らや車いす利用者にとってとんでもないバリアーなんですね。

放出駅の昼間の風景ですが、朝夕の通勤通学の自転車は駐輪場にほぼ入れてくれるようになりました。ほとんど買い物客の自転車で30分程度でどんどん入れ替わっています。短時間止めている人は自分がとんでもないバリアーを歩道に放置している自覚はないのだと思います。黄色いエフは大阪市が、ピンクや緑色のタグは私たちがホッチキスで止めたものです。このタグは区役所が印刷してくれています。駅前から3分ほどの距離に無料の駐輪場があるのですがここまで僅かな距離が煩わしいということなんですね。歩道を塞いでいたり、点字ブロックの上に置いてある自転車は移動させています。 放出駅には駐輪場が、南側に350台と150台の2カ所が、北側には、810台収容できる駐輪場が開設されています。この開設を機に放置自転車をなくすキャンペーンを開始しました。当初は、十分な収容力だったのですが、自転車は、駐輪できるとなると増えるんですね。この写真は、私たちの取り組みに応えて元パチンコ店だった空き店舗を駐輪場にしてくれました。その他にも民間駐輪場の営業が始まりました。自分たちが動き出すことで行政の対応が積極的になり、今では、JR放出駅の駅員さんや駅前の三菱東京UFJ銀行放出支店の銀行員、民間ボランティア、そしてライトハウスの方々と一緒にビラ配りをしています。商店街も取り組みを始めています。

同じ頃に電信柱やガードレールにベタベタと張られた違法広告物を撤去する「かたづけ・たい」の取り組みも始まりました。 サラ金、不動産、風俗のビラです。今では風俗のビラは見かけませんがサラ金は相変わらず気を許すと貼ってきます。きれいに剥がせないビラです。電話番号を告知しているのですから、その電話を通話不能に規制してもらえたら、少なくともこの手のビラはなくなるのにといつも話しています。 はじめた頃は、たっぷり2時間かかりましたが、違法ビラも少なくなり、今では1時間ほどで所定のコースをこなせます。 また、放出駅周辺が城東区と東大阪市が入り組んでいることで警察の所轄を縫うようにひったくり犯が逃げていくという話もあります。 この踏切は中高野街道で古い道ですが、手前と右側が鶴見区、左側の一部が城東区で線路と並行する第2寝屋川を渡ると東側が東大阪市です。 車と自転車、歩行者が入り交じって踏切を渡ります。

南北の商店街の街路灯に防犯カメラを設置しています。 放出駅を中心に東西約1kmの道路に24台の防犯カメラを設置しました。駐車場や駐輪場内のものを合わせると30台ほどになります。当初は駅前だけだったのですが、線としての広がりができました。 私たちは、町会の運動会や敬老慰安大会、盆踊り等、大阪市内ではどこでも行っている地域行事の他に、榎本ふれあいまつり、防災訓練、子育てサロン、要援護者登録、はなてん音楽サロン、はなてん寄席、地域井戸端会議「あいより」など多彩な地域活動も取り組んでいます。青パトのお話から随分ずれてきたと思われるかもしれません。 榎本の地域の中にも、市役所や警察のやるべき仕事を何で地域がやっているのか?行政にええように使われてるのと違うか?という声は小さくなったとはいえ、今もあります。 青パトは、警察の真似やないかと言うんですね。 取り組みに参加した人はみんな気がついています。安全なまちづくりは、コミニティつくりなのだ、まちづくりなのだということを。 子どもたちが青パトに笑顔で挨拶してくれます。楽生会のお年寄りともすっかり顔なじみになっています。問題行動を繰り返していた中学生が、木村会長に「なぁ、おっちゃん、青パトのおっちゃんやんなぁ」と話しかけてきます。放置自転車で迷惑かけたらあかんと顔を知ってる人が呼びかけています。地域の人たちが自分たちのまちに目を向けておまつりを手作りで楽しんだり、ときには防災のこと、子育てのことを一緒に考える、行動する。 そういうまちづくりが安全・安心をもたらすのだと思っています。

最後に、平成22年10月に榎本地区安全なまちづくり推進委員会が内閣総理大臣賞を受賞しました。

私たちのまちづくりに大きな励みとなっています。

これからも毎日を地道に取り組んでいきたいと思っています。

最後に、今日は、私が長く話すよりもっと榎本を知ってもらえる良いものを持ってきました。

私たちがつくったDVDビデオ「榎本の顔」です。

笑顔のまちづくりを是非皆さんに見てもらいたいと思います。

6分ほどの映像です。

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